Mender用アーティファクト
開発にはYocto Kirkstoneブランチを使用しています。VisionFive - Mender - Yocto - パート 1、VisionFive - Mender - Yocto - パート 2、および VisionFive - Mender - Yocto - パート 3に説明されているようび作業開発環境がインストールされていると仮定します。### Menderアーティファクト
Menderは、アーティファクトを使用して、デバイスへの配信のためのソフトウェアアップデートをパッケージ化します。どのバージョンのMenderサーバーを使用するかによって、機能は多かれ少なかれ異なります。Menderのバージョンと機能の概要は、Menderの機能の比較をご覧ください。オープンソースのMenderサーバーを使用しているため、完全なファイルシステムのアーティファクトのみを作成できます。たとえば、完全なrootfsはアーティファクトにあります。### Yoctoがアーティファクトを作成
完全なLinuxイメージをビットベイクするたびに
bitbake vision-five-image-mender
アーティファクトを取得します。.sdimgファイルがあるディレクトリでは、.menderファイルも見つかります。これが作成されたアーティファクトです。テストとして、新しいプログラム(テキストエディタとしてのnanoなど)を追加するか、すでにインストールされている場合は削除することができます。
重要
各アーティファクトには固有のリリース名が必要です。したがって、local.confファイルの'MENDER_ARTIFACT_NAME'変数を変更する必要があります。例)'名前' + '連続付番' + '日付'などが利用できます
###アーティファクトをMenderサーバーにアップロード
Menderサーバーにログインし、[リリース]に移動し、[アップロード]ボタンをクリックします。.menderファイルを選択して、アップロードします。Menderサーバーは自動的に'MENDER_ARTIFACT_NAME'を認識します。###リリースを展開
アーティファクトがアップロードされたら、すぐに[このリリースで展開を作成]ボタンをクリックしてデプロイメントを作成できます。デバイスグループを選択し、[次へ]をクリックします。次に、[作成]をクリックすると、デプロイメントが作成されます。###ロールアウト
Menderクライアントで定義されているポーリング間隔に応じて、デバイスのMenderクライアントはアーチファクトをダウンロードし始め、アクティブでないルートパーティションにインストールします。その後、再起動が初期化され、成功した場合はサーバーにコミットされます。インストール/再起動が失敗した場合は、アーティファクトのダウンロード前に使用されるrootfsパーティションからデバイスが起動します。デバイスにログインし、変更内容をテストします。
著作権ライセンス
** Copyright © 2022 Interelectronix e.K.** このプロジェクトのソースコードは、** GPL-3.0 **ライセンスの下でライセンスされています。
一連の記事のパート2は、Menderクライアントを統合してYocto Linuxを作成するためのYocto環境を設定する方法を説明します。
一連の記事のパート3は、Menderクライアントを統合してYocto Linuxを作成するためのYocto環境を設定する方法を説明します。